旅の三日目、今日はTGVでリヨンに向かい午後ローカル電車(TER)でフェルミニを訪れリヨン戻ってコンフュレアンス地区の現代建築を訪ねます。その為日本でマルセイユ・サン・シャルル(Saint Charies)駅9時14分発のTGV9860 を予約しておきました。
ホテルによると「駅までタクシーで20分、ただし月曜日の朝は混むから40分位かかるかも、、」との事。それなら朝食を早めに取り最後にもう一度ホテルの周辺を散策と思いながらも、タクシーが直ぐには来ない心配もあり早めにタクシーを依頼。そしたら直ぐに来てしまい、心残りでしたが急かされる様にユニテを後にしました。

ただ、この早めの出発が後でよかったことになりました。
というのも駅が見えてくる坂道に差し掛かった頃から大渋滞。結局、駅まで1時間近くかかりました。更にフランスレールパスを使い始めるには駅の窓口でその開始日をスタンプしてもらわなければなりません。駅員に聞くとJRのみどりの窓口のような所に並べと。窓口は5-6カ所あるのですがバカンスの相談でもしているのでしょうか一人一人の話が長く中々列が進みません。スタンプを押してもらった時は発車まで10分を切っていました。
因みにマルセイユ交通局(RTM)HPでの検索ではホテル近くのバス停“Le Corbusier”(路線22番等)から最寄の地下鉄駅(M2)Rond Point de Pradoまでバスで4分、そこからSt.Charies駅まで地下鉄で7分。本数もたくさん有りますから、荷物さえハンドリングできれば本当はこちらの方が確実でよい選択ですね。

マルセイユ・サン・シャルル駅
列車は1時間40分でリヨン パール・デュー(Port Dieu)駅に着きました。今回はパール・デュー駅を起点にリヨン周辺を回ります。それで、この駅そばのホテルをBooking.comで予約しました。当初、今日月曜はトゥーレット修道院に泊まる予定でしたが、フェルミニのコルビュジエサイトが火曜は閉まっているのが分かり今日に変更。スケジュールの関係で明日のトゥーレット修道院は残念ながら宿泊しないで見学のみとしました。

リヨン・パール・デュー駅
予約の駅そばのホテルに荷物を預けて、直ぐに駅に戻り12時6分始発のTER89981に乗ります。
昼食の時間がないので、駅中のお店で美味しそうに見えたサラダボールを買って既に停車していた電車に乗りました。いろんなものが入っているパワーサラダでお勧めです。昔は駅ではフランスパンにジャンボかチーズをはさんだかたいサンドウィッチぐらいしか売っていなかったので感無量です!?。オランジーナもサントリーの技術でしょうか全然美味しくなりました。

TER89981(パール・デュー駅にて)
そうしたら、ユーロ2016のサポーターがどんどん乗ってきます。立っている人も出てきました。この日は手前のサン・テティエンヌ(Saint-Étienne)でユーロ2016のイングランド・スロバキア戦が予定されている為でしょう。こっちは午後からスケジュールみっちりなので気にせずサラダを車内で食べ始めました。ところが発車時間になっても電車が動く気配がありません。どうしたのか彼らに聞いても「知らない。その内動くじゃない?」とのんきな話。何せ試合は午後6時からですから気にならないのでしょう。他のホームの列車はちゃんと発車しています。それでホームに降りてやっと見つけた駅員に聞くと、なんでも発車許可を出す駅のマネージャーの発車指示がないとの事。それでピーンと来たのは、先日イングランドのサポーターがマルセイユで暴動を起こした為、警備上電車のイングランドサポーターをコントロールしているのではないかと。そうするとこの電車の中にあの有名なフーリガンも乗っているのかと思うと緊張してきました。このままでは暴動も? 予定を変更せざるを得ないと思い始めたとき、一時間遅れで電車はサポータの拍手を浴びて動き出しました。サン・テティエンヌに着くと皆降りてガラガラになった電車は直ぐに隣のフェルミニに着きました。

